塗膜の「薄膜」と「厚膜」の違いと使い分け
塗床には「薄膜」と「厚膜」という分類があり、それぞれに特徴があります。
用途に応じて選べるように、その違いを見ていきましょう。
【薄膜】
薄膜塗床といえば、溶剤系・水性の両タイプありますが、どちらも防塵塗装(※)のことを指しています。
(※・・・ホコリをおさえる性質)
厚さは、0.2~0.3㎜程度となっています。
厚膜にも防塵性能が備わっていますが、防塵目的で厚膜を使用するのは
コストが大きくなるだけですので、薄膜でじゅうぶん性能を得ることができます。
【厚膜】
薄膜よりも厚みがある塗床材を厚膜塗床と呼んでいます。
厚さがあることで、薄膜にない頑強な性能を持つことができるようになります。
◇衝撃に強い・・・・・・落下物による衝撃をコンクリートに伝えにくくなる。
◇すり減りに強くなる・・厚みがあるぶん、薄膜に比べてコンクリートが露出するまでに時間がかかる。
◇防塵効果が増す・・・・ピンホール(ちいさな気泡)が出にくい。
◇耐酸性や耐薬品性が増す・・酸性物質や薬品が浸透してもコンクリートに至るまでの距離が遠い。
◇平坦な仕上がり感・・・コンクリートの凸凹が目立たず、より平たんに仕上がる。
厚さは0.8mm~6mmくらいが一般的となっています。
鶴見区のミカド株式会社では、工場など様々な建物への塗床工事を行っております。
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