工場の床塗料で使われることの多い種類とは?
工場などの床塗料で使われることの多いものは、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂厚膜、ウレタン樹脂、アクリル樹脂の大きく4種類に分けられています。
エポキシ樹脂は、工場をはじめ様々な施設で使われることの多い塗料で、大きなメリットは安価で、施工後1日程度でその場所を使用できるようになる点です。また、塗料後は掃除がしやすくキレイな状態を維持しやすいです。デメリットは、耐久性が低いことと、高温に不向きという点なので、高温になりやすい施設の床塗料としては向いていません。
エポキシ樹脂厚膜は、エポキシ樹脂を重ね塗りした状態のもので、エポキシ樹脂のデメリットである耐久性の低さをカバーし、耐久性・耐摩擦性、耐衝撃性などが高くなります。ただし、高熱になりやすい施設の床塗料としては向いていないという部分は、厚膜にしても変わらないです。
ウレタン樹脂は、耐久性が高く、薬品にも強いので、どのような業種の工場にも適している床塗料です。ただし、汚れやすいのが難点なので、キレイに保つための掃除は必要不可欠となります。ウレタン樹脂の水性は、ニオイが発生しづらいので、食品工場での使用に適しています。
アクリル樹脂は、ダメージを受けにくい床材で、乾きも早いので施工後すぐにその場所を使うことが可能という使い勝手の良い床塗料です。ただし、熱さに弱いので、熱湯を扱うような場所での使用は向いていないのと、4種類の床塗料の中では、一番高価なことがデメリットと言われています。
このように床塗料は、使用する場所の特性を考えたうえで、メリットが高いと感じられるものを選んで利用することが大切です。